株で損した話し|株式投資を勧められるまま株を買い、60万円が12万円に

ニックネーム:ガクト仁
プロフィール:埼玉県  男性38歳

会社の同僚から株式投資を勧められました

私は大学を卒業後入社した会社で、同期入社の同僚から熱心に株式投資を勧められました。

彼とは、同期入社組のなかでは、とくに親しい間柄でランチを一緒に食べるだけでなく、毎週のように居酒屋に行ってはお酒を飲んでいました。

同期入社の彼は、大学時代に株式投資のサークルに入っていたらしく、アルバイトで貯めた資金を使って株式投資を行っていたようでした。

そして、ランチを食べたり、お酒を飲みながら、どのような銘柄を選択して投資をすれば儲かりやすいのかを教えてくれたり、どのようなタイミングで投資をすれば儲かりやすいのかを私に教えてくれるのです。

当初は、私は右の耳から彼の話を聞き、その話を左の耳から吐き出していたのですが、何度も繰り返し株式投資の話を聞かされるうちに、次第に私は株式投資に関心を持つようになっていったのです。

そして、入社してから5ヶ月ほど経過した秋頃、ついに私は「いまなら、どんな銘柄が儲かるんだい」と尋ねてしまったのです。

彼は「ITバブルが弾けて、もう底値だよ」と断定的な口調で言い、「いまなら、どの銘柄を買っても儲かるけど、大企業の株がいいよ。

旧財閥系の株なんか儲かると思うよ」と言いますので、私はついに旧財閥系の鉄鋼会社の株式を試しに1万株購入したのでした。

金額は60万円程度でした。同僚のいうとおり、株価のチャートをみると右肩下がりとなっていたため、もはや底値だろうと思ったのでした。

株価は下落し続け、最終的に損失を被りました

私が鉄鋼会社の株式を1万株購入してからも、その会社の株価は下がり続けました。

私が投資した時点でも、その会社の株価はバブル期の最高値と比較すれば10分の1程度の水準となっていたのですが、さらに株価が下がり続けるのです。

私は歯を食いしばって1年間辛抱したのですが、辛抱した結果、株価が半値になってしまったのです。

私は同僚に「おい、株価が上がるどころか、下がり続けるんだよ。
どうすればいいのか教えてくれよ」と尋ねました。

すると同僚は「俺に聞かれてもわかるわけないだろ。
大量に売ってる投資家がいるから、株価は下がるんだよ」と私に言い放つのです。

私は内心「なんだよ、何もわかってないじゃないか」と思い、同僚に嵌められたと思いました。

しかし、私は損失を30万円も抱えたままギブアップはしたくありませんでした。

そこで信用取引口座を開き、株券を担保に入れて、信用取引で同じ銘柄を追加買いしたのでした。
株価は半値になっていましたので、思いきって2万株追加買いしました。

ところが、鉄鋼会社の株価はさらに下落し続けたのです。
信用取引で2万株買った時点から、さらに株価が20%も下落したのです。

私はそのとき、心が折れてしまいました。
そのため、信用取引分2万株と現物株1万株すべてを損失処理したのです。

証券会社の口座に60万円入金し、残ったお金はわずか12万円でした。

いま振り返れば、自分では何も株式投資について勉強せず、同僚の言葉のみを鵜呑みにして投資を実行した自分が愚かだったのだと反省させられました。